精神科医療では,治療の場が病院から地域へと広がり,高齢化とともに心身の両方に障害を抱える患者や世代を超えて困難を抱える家族が増えるなど多様化するニーズに応えることが今求められています。 また,地域では保健・医療・福祉など多職種によるチーム医療によるネットワークが必要であり,さらに行政機関,法律の専門職,ボランティアや家族や友人なども含めて,医療以外の密なネットワークの形成も不可欠となってきます。 本書では,臨床精神医学の基礎知識に加え,異なる職種の考え方や対応の仕方を理解することで,さらに自身の職種の可能性を広げていけることをめざした“みんなで学ぶ”テキストです。